ヴァンテーヌ(Vingtaine)という雑誌
ヴァンテーヌ(Vingtaine)という雑誌がありました
ヴァンテーヌという雑誌があったのを皆さんはご存知でしょうか。
Google検索でこちらについた方の場合は、元読者の方かもしれません。
ヴァンテーヌという雑誌は、2007年の12月号をもって休刊していますが、今も根強いファンがいる雑誌です。
Instagramでは、ヴァンテーヌの切り抜きをとってありますという投稿もあるくらいです。
ヴァンテーヌについての説明は、Wikipediaより
Vingtaine (ヴァンテーヌ)は、アシェット婦人画報社(現:ハースト婦人画報社)が発行していたファッション雑誌。同社が発行する「25ans」(ヴァンサンカン)より下の年齢層、20代の独身女性を読者対象としている。
ヴァンテーヌという言葉が20代という意味なのですが、実際は幅広い年齢層に人気があったと思います。
ヴァンテーヌ(Vingtaine)という雑誌の魅力
雑誌ヴァンテーヌの魅力はなんといっても、その独自路線だったと思います。
「考えるおしゃれ」という一貫したテーマがありました。
モデルも日本の有名モデルをアイコン化せず、名前もわからない外国人モデル。
読者は読みながら、ただ載っているコーディネートを真似するのではなく、考えておしゃれを楽しむ、そんな現代にはない雑誌でした。
また、イタリアテイストをプッシュしていて、ラフォンタナマジョーレのスタッフのおしゃれインタビューや、イタリア現地スナップも多かったように思います。
ヴァンテーヌ(Vingtaine)の編集者やスタイリストは現在大活躍
ヴァンテーヌに携わっていた編集者やスタイリストの中には、現在雑誌等で大活躍している方が多くいます。
有名なのは、エディターの光野桃さん、スタイリストの大草直子さん、ジュエリーを中心としたスタイリングが人気の伊藤美佐季さん。
(個人的に、光野桃さんの「妹たちへの贈り物」と伊藤美佐季さんの「そろそろジュエリーが欲しいと思ったら」という本が好きです)
大草直子さんは、ミモレという媒体の中でもヴァンテーヌテイストを失わずにいます。
そして、もし2020年にヴァンテーヌがあったらという記事まで配信しています(すごい)。
ヴァンテーヌ(Vingtaine)という雑誌の読者の行方
ヴァンテーヌ読者が好きな雑誌といえば、「ミセス」や「ヴァンサンカン」、「婦人画報」かなと思います。
ただし、ミセスは2020年に休刊となっており、ヴァンサンカンもテイストが変わってきています。
ヴァンテーヌのような雑誌ではなく、答えをぽん、と用意する雑誌やネットの時代です。
私はInstagramを通じてヴァンテーヌ読者だったかたとお知り合いになったりして、ヴァンテーヌの考えるおしゃれをもう一度見直そうと思っています。
こちらでは、ヴァンテーヌの考えるおしゃれをふりかえったり、私なりの考えるおしゃれをかけたらいいかなと思っています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
(ゆっくりの更新になるかと思いますが、更新したときはTwitterにておしらせします)