雑誌ヴァンテーヌ(Vingtaine) にはモデルがいない?!
こんにちは。akane_de_la_rossoです。
わたしは2007年に休刊となってしまった雑誌Vingtaine(ヴァンテーヌ)の大ファンです。
いまだにVingtaine(ヴァンテーヌ)が大好きで、バックナンバーを捨てることができません。
ヴァンテーヌは20代向けの雑誌として他とは違うことがたくさんありましたが、思えばモデルについても全く一線を画していました。
雑誌ヴァンテーヌ(Vingtaine) のモデル
雑誌ヴァンテーヌの特徴のひとつに、モデルがほぼすべて外国人モデルだったことがあります。
表示に始まり、どのページにもほぼ日本人モデルがいません。
誌面には外国人モデルがずらっと並びます。
ナオミ・キャンベルのような有名なモデルがページに並ぶわけではなく、ほぼ無名のモデルがヴァンテーヌスタイルを着こなしている。
ヴァンテーヌは、ELLEやVOGUEのようなモード誌ではなく、一般の20代OL向けの雑誌です。
当時の雑誌としては珍しいスタイルだったのではないでしょうか。
雑誌ヴァンテーヌ(Vingtaine) は人気モデルは必要ない
わたしがヴァンテーヌを読んでいた当時は、エビちゃん&もえちゃんブームでした。
かわいい愛され系のエビちゃんOLと、クールなもえちゃんOLを真似する女性が続出。
雑誌が人気モデルをアイコンにして、売れて流行をつくる時代に、ヴァンテーヌはそれをしませんでした。
唯一名前が出ているモデルがいるとすれば、ティナでした。
何年か前にヴァンテーヌに、なぜ日本人の有名モデルが登場しなかったか、という理由を過去の編集者のコメントかなにかで知ったのですが、理由は、
有名なモデル、人気モデルが誌面に登場するとアイコン化して、服に目がいかなくなってしまうから、でした。
とても納得の理由だなと感じたのを覚えています。
雑誌ヴァンテーヌ(Vingtaine) スタイルはモデルの真似ではない
無名のモデルが誌面に登場したヴァンテーヌの読者たちは、雑誌の真似をするスタイルではありません。
ヴァンテーヌを読んで自分のワードローブや自分自身と比べて、おしゃれを組み立てていました。
わたしはヴァンテーヌを思い出す時、まず服や色、スタイルを思い出すのですが、それを着ていたモデルは頭にありません。
ヴァンテーヌのスタイルだけがインプットされていて、10年経ったいまでもそれがお手本になっています。
ヴァンテーヌには、「考えるおしゃれ」というフレーズが何度も出てきます。
読者に考えさせる雑誌というのは、ヴァンテーヌだけだったのではないかなと思います。
人気モデルのエビちゃんが雑誌で着ていた服、それが順当な流れです。
そこにあえて、「考えるおしゃれ」という独自路線で走った雑誌がヴァンテーヌ でした。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
(ゆっくりの更新になるかと思いますが、更新したときはTwitterにておしらせします)